ごはんで皆んなを元気にしたい！

キッチンわたりがらすを始めて14年目になります。飲食関係の先輩も居なく、学校も行かず、料理を習う事なく突然始めたレストラン。 食べた人が幸せになるような料理が、今は出来るようになったでしょうか…。

20代に「雷神」というインタビュー雑誌を発行し、編集長をしていました（それも突然始めた！）
その特集の中で"まごころの味"があります。作り手の想いや優しさのエネルギーが料理の味や食べた身体の安堵感に繋がっているかも？って。そこから始まった『まごころ』＝『味』に還元するかも？思想の旅。

食べた人が"ホッと"する。

そんなエネルギーが溢れた幸せなご飯が作りたい。今も1番大事にしている事です。
それには、大切に育てられた食材が必要です。料理を初めてから探し訪ね歩き、今では50箇所になりました。誰が作ったかはとても大切。幸せな人が丁寧に扱うと、その食材から優しさを感じるから。料理で使う全ての材料を安心出来る生産者から直接送ってもらっています。まごころも一緒にね。

ご飯を作るキッチン空間も幸せに満ちているようにしたい。 自分たちの健康や気持ちのあり方、その人生をも料理の味になっていく気がするから。
『雰囲気の良い空間』＝『ホッとする味』
『まぁ〜るい心でいる事』＝『優しい味』
色んな料理に関わる人の内面のあり方も　食べた時に感じる味＆受け取るエネルギーに変換されるような気がしてならない。

全て自家製にしているのは、大切に育てられた食材だけを使えるし、作る喜びと楽しさも料理に入っていくと。
もちろん季節の変わり方と身体の代謝はいつも寄り添っている。
食材の選び方や組み合わせ、陰陽バランス、火入れの強弱は身体に常に影響を受けて与えているのは言わずもがな。

愛に満ちた大地、優しい生産者、私たち作り手、丁寧に運んでくれる仲間。そんな環境から産まれたご飯が、どなたかの命に寄り添っていきますように。